今回紹介するのは『箱庭夫婦～私たちはただ愛したかっただけ～』の4巻です。
ついに夫の浮気が明らかになり、彼の本性を知ってしまった麻衣子。
苦悩する麻衣子の絶望が伝わってきて、読めば読むほど苦しくなります……。
※この記事にはネタバレがあります！
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箱庭夫婦～私たちはただ愛したかっただけ～4巻 あらすじ
洋と美羽のキスという決定的な瞬間を目撃してしまった麻衣子。
麻衣子は浩之から、洋と美羽は「嘘つきだ」と聞かされます。
実は浩之はとっくに2人の関係に感づいており、麻衣子に近づいたのも、洋から妻を奪って自分と同じ思いをさせたかったからでした。
浩之から復讐の誘いを受けた麻衣子の返事は――
箱庭夫婦～私たちはただ愛したかっただけ～4巻【ネタバレあり】感想
2人の嘘つき
美羽が「私以外の女と浮気するなんて！」と言っていましたが、それってつまり彼女と洋にとっては『私（美羽）』が本命で『妻（麻衣子）』が浮気ってこと……？
しかも麻衣子と洋が出会う前から関係していたかもしれないって……。
これでますます、洋がなぜ麻衣子と結婚したのか分からなくなりましたね。
麻衣子の『家庭に向かない男』という洋への評価は正解だったってことですね。
超長いあいだ裏切り続けてた上、罪悪感はまるでゼロ、しかもまだ浮気を続ける気満々。
もはや洋も美羽も人間のクズと言っても過言ではないですね……。
クズ同士勝手に幸せになればいいのに、なんで洋と美羽は結婚しなかったんだろう？
復讐の誘い
浩之から復讐しないかと誘いを受けた麻衣子。
しかし、彼女の答えは「復讐したいとは思えない」でした。
まあ確かに、今は混乱してるからなんとも言えないよね……。
私個人としてはあのクズ男を許してほしくないけど……。
あんなクズでも、ついさっきまで信じよう、愛そうとしていた人ですからね。
次の瞬間いきなり『復讐の相手』として見ろなんて、麻衣子にはなかなか難しいと思うし……。
でもやっぱり、一発ぶん殴るくらいはしてほしいな。
心の傷
思い切って洋に「浮気してるの？」と質問した麻衣子。
彼女の勇気を振り絞った行動に対し、洋の答えは「美羽さんて虚言癖があるみたい」
当然、もうこんな嘘に騙される麻衣子ではありません。
以前の麻衣子なら信じていたかもしれませんが、もう決定的な証拠を見ちゃってますからね。
ところが洋はこれで騙せると思っているのか、嘘に嘘を重ねて「愛してるよ」と言う始末。
いや愛してねーだろ！ おまえの本性はもう分かってんだよ、こっちはよ！（憤慨）
息をするように嘘をつく洋も、他人の家庭をわざと壊しにかかって面白がる美羽も、どっちもまともじゃないですね……。
一方、浩之が復讐を望んでいた理由も、ここで明らかになりました。
そうか……浩之、娘と血が繋がってないのか……。
つまり娘の本当の父親は別にいるわけで、それが洋かもしれない可能性が……？
うーん、だとしたら確かに許せないな。
麻衣子も浩之も、ここまでされたらもう心がズタズタでしょうね……。
まとめ
麻衣子を襲った深い絶望。浩之が抱える事情。
それぞれもう重すぎて重すぎて、読んでいて黙り込んでしまうくらい凹みました。
一度は「復讐しない」と決めた麻衣子ですが、心変わりは時間の問題かも……。
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→ 箱庭夫婦～私たちはただ愛したかっただけ～5巻【ネタバレあり】感想 夫の本性と妻の決意
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