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箱庭夫婦~私たちはただ愛したかっただけ~1巻【ネタバレあり】感想 終わりの始まり

箱庭夫婦 ヒューマンドラマ

今回紹介するのは『箱庭夫婦~私たちはただ愛したかっただけ~』の1巻です。

冒頭の幸せいっぱいな様子が一転、だんだんと不穏な空気になっていくこの作品。

夫に従順な妻が変わっていくさまが面白い漫画です。

※この記事にはネタバレがあります!

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箱庭夫婦~私たちはただ愛したかっただけ~1巻 あらすじ

洋(よう)麻衣子(まいこ)は、結婚して庭付きのマイホームを購入しました。

家には将来のことを考え、子ども部屋も用意してあります。

結婚生活の始まりは、とても幸せなものでした。

そして3年経った現在。麻衣子は広いベッドで1人、目を覚まします。

あの幸せはどこへいったのか、今の麻衣子は、まるで夫に飼い殺しにされているような日々を送っていました。

箱庭夫婦~私たちはただ愛したかっただけ~1巻【ネタバレあり】感想

釣った魚に餌はやらない

幸せいっぱいで始まった結婚生活も、たった3年で夢が終わったような冷めっぷり……。

子どもがほしいのにキングサイズのベッドにひとりぼっちで寝て、肝心の夫はソファの上で爆睡とか、なんか冷め方がリアルというかなんというか……。

麻衣子は、欲しい物を手に入れたらそれだけで満足してしまい、放置する夫・洋に諦めにも似た感情をいだいている様子です。

あらた
あらた

まさに『釣った魚に餌はやらない』をど真ん中で行く洋、なんで結婚したんだろ……。

それでも、そんな男とのあいだに子どもを望む麻衣子が、健気でなりません。

結局そんな夫でも愛してるってことかなぁ……。

洋の自分勝手な言動を許してしまうのも、惚れた弱みなのかもしれません。

中身のない家族

麻衣子の許可も得ずに大学の後輩を何人も家に招待する洋。

私だったら怒鳴って追い返しているところですが(短気)、麻衣子は流されるがまま、食事の用意を始めます。

洋の自慢話を聞きながら「家族としての中身はない」「観賞用の入れ物と同じ」と虚無感を覚える麻衣子。

あらた
あらた

実は洋への気持ちは離れつつあるのかもしれないですが、麻衣子自身はあまり自覚していないみたいですね……。

麻衣子は洋のことを「家庭には向かない男」と表現していましたが……。

いやそこまで分かっているなら、子どもを作るなんてやめといた方がいいんじゃないか、と思ったり。

家庭に不向きなら、たぶん父親としても不向きなんじゃないかなぁ。

洋の後輩

洋の後輩・松宮浩之(まつみやひろゆき)と出会った麻衣子。

出会って早々にキスしようとしてきたうえ、「洋さんの妻になって幸せですか?」と尋ねてくるとんでもない男ですが、彼には何やら裏がありそうです。

浩之の言葉が頭から離れないってことは、やっぱり麻衣子は「今は幸せではない」ってことなんだよな……。

あらた
あらた

それでも洋との子どもを望むのは、「子どもができれば私たちも幸せだった頃に戻れる」と思っているのかもしれません。

ところが、洋のスマホには女性からと思われるメッセージが……。

このタイミングで浮気なんて発覚したら、麻衣子は一体どうするんでしょうか?

いや「どうする」というより「どうなる」か……。

まとめ

まだ大きな事件(?)は起きていませんが、作品全体に漂う不穏な空気が、読んでいてひしひしと伝わってきます。

家族としての中身がない『箱庭夫婦』は、一体どういう結末を迎えるのでしょうか?

続きはこちら!

→ 箱庭夫婦~私たちはただ愛したかっただけ~2巻【ネタバレあり】感想 夫を信じる妻・妻を裏切る夫

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